2007年09月08日

一号の発作 その01

今回の猫話はちょっとシビアな内容です

しかし、今は普通にちゃんと暮らせていますので、安心していて下さい



つい、ちょっと前の日曜日

洗剤が無いのに気がついて、買いに出かけてメシ食って、40分程して帰ってきた来ました



すると、一号がいきなり猛烈な勢いで甘えるのです

普段の甘え方とは違っています
まるで、何かに怯えているような、凄い勢いで台所の椅子に駆け上がっています



前にも書いたように、台所の椅子は、一号の甘え所です


ところが、椅子に飛び乗ると、勢い余って落っこちてしまうのです
それも、頭から落ちたり、下半身から落ちたり、猫の俊敏さとはかけ離れた落ち方です

何度も登っては落ち、登っては落ち・・・・




僕は一号を抱え上げて、膝に乗せ、自分も椅子に座りました
飲み物を飲もうと思ったのですが・・・

一号は、しきりに僕の口に入る物を気にします
また、僕の方を見て訴えかけます


餌が欲しいと言っているようです



そこにあった猫用おやつの「干しカマ」をあげると、今まで見た事がないような、凄い勢いで食いつきます

「おかしいな・・餌が無かったのかな・・?」と餌皿を見ると、カリカリが、たっぷり残っています



すっかりおやつを平らげた一号に「お前、餌はちゃんとあるよ」と、餌皿の方へ降ろしてやると、また凄い勢いでカリカリをがっつきます
あまりに激しくて、重たい瀬戸物の餌皿がどんどん移動していく程です

次にはピチャピチャ水を跳ね上げながら、凄い勢いで水を飲み


ゲーゲー吐きだしました・・・




そんなスピードで餌を食べたらそりゃ吐きもするだろう・・と思いながらも、注意深く一号を観察してみると・・・



まるで酔っぱらいか、薬でラリったように、ふらふらあちこちに体をぶつけながら歩いています

上半身と下半身の連携が取れていません
また、甘えも収まりません




これは、ただ事ではない・・・


日曜の夜九時をまわっていたので、救急病院に電話して、連れて行く事にしました

獣医師は、注意深く一号を触診、観察し、
やはり、上半身と下半身の神経系の異常が見られるとのことでした

診断は
十中八九、留守中に、

てんかん発作を起こしたと思われる・・

とのことでした





てんかんとは、脳内の電気信号がデタラメになって、発作症状を繰り返す事を言います

僕は見ていませんが、発作は、全身を伸ばしたまま、数十秒から数分痙攣するようです


てんかんを起こした後、脳の食欲を司る部分が刺激され、猛烈に食欲が出る事は良くある事で
上半身と下半身とのバランスが取れなくなる等の、神経系統の異常、また、発作を起こした不安から来る甘えなど

今回の一号は、その、典型的な例だというのです






猫のてんかん発作

犬の場合、100分の1の割合で起こりますが、猫はもっと確率が低くなります
そして、原因不明の特発性てんかん(真性てんかん)は、猫の場合非常に少なく、ほとんどは、脳に異常があるということです

真性てんかんの場合、発作を起こしてしばらくすると、ケロッと元に戻るので、少し様子を見て下さいと、獣医師に言われ、二日ほど一号の様子を観察していました


元々おとなしい猫だった一号ですが、その日以来、まるで老猫のように反応が鈍くなり、猫じゃらしにも反応しなくなりました


気が気でない僕は、近所のかかりつけの病院に相談しに行く事にしました



    つづく・・







posted by にくきゅうファイター at 00:14| Comment(1) | TrackBack(0) | 猫話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うちの猫にも一匹てんかん持ちのが居ます。
東大農学部の研究所まで行って診断してもらいましたが、結局原因は発見できず……
今は抗てんかん剤を飲む毎日です。
Posted by マット at 2007年09月08日 23:30
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